人生の10年10年をどう生きるか
ひかるです。
もうひとつ大好きな名言を。
場面は近藤(のちの新選組トップ)と土方(同じくナンバー2)が、
故郷でまだ何者にもなっていない時代。
街で出会った坂本龍馬の誘いで、ペリーの黒船来航を見に行くことになります。
そこで出会ったのが佐久間象山。
(日本人とは思えないほりの深さ!)
まだ若い近藤と土方は、黒船を前に圧倒されます。
その後、象山先生は「日本はこれからどうなると思うか」と2人の若者に問います。
困惑する近藤と土方に、象山先生が放った言葉。
「人は、生まれてから最初の十年は、己のことだけを考えればよい。
そして次の十年は、家族のことを考える。
二十になってからの十年は、生まれた国のことを考える。
そして三十になったら、日本のことを考える。
四十になったら、世界のことを考える。」
「今は多摩の田舎のことだけ考えればよろしい。
ただし、十年後、日本のことを考えねばならなくなった時に、
正しい判断ができるよう、今から勉強しておくのだ。」
すごくシンプルで分かりやすい。
当時10代だった私は、20歳になったら故郷のことを考える日が来るのかと
視野が広がることにワクワクしたのを覚えています。
振り返ると、故郷ではないけれど一生懸命仕事している20代の自分がいる。
30代に向けて、日本に恩返しできるように、一日一日大事にしていきたい。